9月27日、外国人観光客がクマに襲われ大けがをした上高地。28日朝も目撃情報があり警戒が続いている。現場周辺の遊歩道は当面、閉鎖されることになった。環境省は、「散策の際はクマ鈴をつけること」「夜間、出歩くことはなるべく控えること」など注意を呼びかけている。

上高地(長野県松本市)
上高地(長野県松本市)
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韓国人の男性が全治1カ月のけが

登山者や観光客でにぎわう長野県松本市の上高地。

しかし、一部の遊歩道が9月27日から閉鎖された。

観光客がクマに襲われたためだ。

一部の遊歩道が9月27日から閉鎖
一部の遊歩道が9月27日から閉鎖

27日正午ごろ韓国人の男性が頭などをひっかかれ全治1カ月の大けがをした。

男性が襲われたのは河童橋からおよそ700~800メートル北の梓川右岸の遊歩道。

このため環境省は当面の間、河童橋右岸から明神池までの遊歩道を閉鎖した。

また、小梨平キャンプ場でのテント利用を禁止した。

外国人観光客がクマに襲われる Google Earthより作成
外国人観光客がクマに襲われる Google Earthより作成

周辺では目撃情報相次ぐ

広島から来た観光客は、「ビックリした、いるとは聞いていたが、まさかこんな身近にいるとは」と、驚いていた。

近くでは28日朝7時半ごろにもクマの目撃情報があり警戒が続いている。

例年、上高地では4月から9月下旬にかけて、目撃情報が寄せられているという。

環境省は、「散策の際はクマ鈴をつけること」「夜間、出歩くことはなるべく控えること」など注意を呼びかけている。

9月28日朝にもクマの目撃情報
9月28日朝にもクマの目撃情報

(長野放送)

長野放送
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