北アルプス唐松岳で神奈川県海老名市の会社員の50歳男性が転倒し、けがをして救助されました。
男性は8月2日、唐松岳を登山中、八方尾根(標高約2200メートル)で転倒してけがをしました。
同行者から2日午前10時半頃、「男性が足を踏み外して骨折の疑いがある」と警察に救助要請があり、長野県山岳遭難防止常駐隊員と大町警察署山岳遭難救助隊員が出動し、男性を救助、その後、池田町内の病院に搬送しました。右足首骨折などで重傷です。
男性は2日、5人パーティで唐松岳に入山していました。
長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。長野県警によりますと、遭難の多くは、下山時に集中しています。特に今の時期は、気温や高度差で体力を消耗し、疲労とともに注意力も散漫となって、整備された登山道でも浮石やガレ場などでちょっとした不注意でバランスを崩して転倒することがあります。もうすぐゴールと油断しがちなタイミングこそ、最大のリスクが潜んでいると考え、最後まで気を抜かずに登山をするよう呼びかけています。長野県内は夏本番の厳しい暑さとなっていて、標高の高い山でも疲労や熱中症などで動けなくなることがあります。
県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下