山形市に整備される道の駅「やまがた蔵王」について9月25日、登録証が山形市に交付された。山形県内に新しい道の駅が設置されるのは6年ぶりとなる。
年間150万人の来場を目指して
道の駅「やまがた蔵王」は、8月にすでに登録の手続きを終えていて、9月25日は山形河川国道事務所の森田裕介所長から山形市の佐藤孝弘市長に登録証が手渡された。
この記事の画像(6枚)道の駅「やまがた蔵王」は、東北中央道・山形上山インターチェンジ北側の国道13号沿いに、山形市と国が総事業費24億円をかけて整備を進めている。
2万平方メートルを超える敷地には、367台分の駐車スペースやトイレ・休憩施設・観光案内所といった一般的な機能に加え、利用者が山形の名物・芋煮を作って食べられる広場も設けられる。また、非常用電源装置や防災倉庫などを備え、災害時には防災拠点としての役割を担う。
山形市の佐藤孝弘市長は「今回山形市で初めて道の駅ができるので、この機能を最大限生かして観光振興、山形の経済・地域の活性化に最大限つなげていけるよう努力したい」と話す。
さらに、道の駅の立地が観光物産施設「ぐっと山形」に隣接している点が特徴的。開業後の道の駅は、「ぐっと山形」を経営する企業が、事実上一体として運営する計画で、スケールメリットと相乗効果が期待されている。
県観光物産会館の長谷川正芳社長は「今、年間120万人がぐっと山形には来ているので、少なくとも150万人くらいは来場するような道の駅に育てたい」と期待を込めた。
県内に道の駅が誕生するのは「道の駅米沢」以来6年ぶりで、26日には同じく12月に開業を予定する「道の駅もがみ」の登録証が最上町に手渡される。
(さくらんぼテレビ)