芸術・文化の分野で優れた功績をあげた人たちに贈られる、日本美術協会が主催する高松宮殿下記念・世界文化賞。第26回若手芸術家奨励制度に選ばれたのは、アメリカの「ハーレム芸術学校」と「ルーラル・スタジオ」だ。
ハーレム芸術学校は、ニューヨークのハーレム中心部にある文化芸術センター。「芸術を学べる安全な場所」として、2歳から18歳までの生徒に音楽やダンス、マルチメディアなどを教えている。
生徒「私の夢はブロードウェーの舞台に立つことです」
ホートン校長「我々は子どもたちを抱きしめ、包括的に育成することに尽力しています」
来年、創立60周年を迎え、今後は罪を犯した若者などへの教育プログラムの提供も検討している。
ルーラル・スタジオは、南部アラバマ州のオーバーン大学が運営する建築スタジオ。学生が貧困地域で住民と信頼関係を築きながら、設計や建築作業に携わる。
フリーアー所長「『ここをほんの少し借りて、来たときよりほんの少し良くして帰ろう』これが我々の信条です」
学生は建築という職業の社会的責任を学ぶとともに、地域の活性化に貢献している。
選ばれた2団体には、アメリカ・ワシントンのホワイトハウスで行われた祝賀式で、奨励金が贈られた。
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