オーストラリアで脳の手術を受けた女性から、寄生虫が生きたまま摘出されたことがわかった。

オーストラリア国立大学などは29日、脳の手術を受けた64歳の女性患者から、長さ8センチの生きた寄生虫が摘出されたことを明らかにした。
この寄生虫は、通常はヘビの体内にいるもので、ヒトの脳から見つかったのは世界で初めてだという。

この女性はおととし、腹痛や発熱などで入院し、2022年、物忘れやうつ病を発症していたが、手術後、通常の生活に戻ったという。

研究者らは、女性が食べた野草にヘビの排泄物が含まれていた可能性があるとみて、注意深く見守るとしている。