日本原燃は25日、青森県の六ヶ所村にある、原子力発電の核燃料製造にかかわるウラン濃縮工場の生産運転を、約6年ぶりに再開した。

放射性物質の漏えい対策が不十分と判明し、2017年9月に停止して以来となる。

停止中には新規制基準に伴う必要な工事や機器の更新を行った。

日本原燃は、「我が国では、2050年カーボンニュートラル達成に向けてGXを推進し、原子力発電を最大限活用していくこととしており、この原子力発電を支えるウラン濃縮工場の生産運転再開は、国産の安定したエネルギーを確保する上で、大変意義があるものと考えています」とのコメントを出した。

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