23日、京都府警が高齢女性の家に実際にかかってきた“不審な電話”の音声を公開した。

電話の内容は、犯人が有名百貨店の従業員を装って、「クレジットカードが悪用された」というもの。

こういった電話は、特殊詐欺などに繋がる“予兆電話”と呼ばれている。

“予兆電話”の音声を公開

23日、京都府警が、高齢女性の家に実際にかかってきた不審な電話の音声を公開した。

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犯人:
もしもし、わたくし(有名百貨店)京都店のナガノと申します。どなたか(有名百貨店)でお買い物を頼んでいらっしゃいますか?

女性:
いいえ。

犯人:
(他人が)○○さま名義のクレジットカードを使って、ちょっと行動不審な点があったので、名前と住所を確認しようとしたら、逃げてしまったんですね。

女性:
私のカードですか?

犯人の男は、有名百貨店の従業員を装って電話をかけてきた。「クレジットカードが悪用された」と言う。

今回の電話は、特殊詐欺などに繋がる“予兆電話”と呼ばれるものだ。

女性は電話で話している間に、特殊詐欺だと気付いたという。

不審に思うも…「聞こう」と

女性は、どこで気付いたのだろうか。

予兆電話がかかってきた女性:
「他人名義で買い物していないか」と聞かれた時、「してない」と言うのに、何でかかってきたのか。「これ、そう(=特殊詐欺)かな」と。

しかし、女性は特殊詐欺だと気付いていても、犯人の話を聞く気になったという。

予兆電話がかかってきた女性:
やけに丁寧で引き込まれた。親切を装って「怪しい人が来たけど」とか。「不審に思ったので」とか。私と関係ないとわかっていたが、聞こうという格好にはなった。

警察は手口を知ってもらうことで、被害に遭わない力をつけて欲しいとしている。

(「イット!」 8月23日放送より)

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