19日、中国軍が台湾周辺で実施した軍事演習の映像を公開。

中国側は、演習を行った理由について「挑発に対する警告だ」と主張。
一方の台湾国防部も、F-16戦闘機が基地から飛び立つ映像を公開し、中国側に強く反発している。

中国軍が台湾周辺で軍事演習

映像には、中国の軍艦が大海原を進む様子が映っていた。

(中国軍東部戦区公式SNSより)
(中国軍東部戦区公式SNSより)
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さらに、軍艦の内部では乗組員たちが走り回り、基地から飛び立った戦闘機が編隊を組んで飛行している。

19日、中国軍が台湾周辺での軍事演習の映像を公開した。

(中国軍東部戦区公式SNSより)
(中国軍東部戦区公式SNSより)

一方、台湾の国防部は演習が始まって以降、中国の戦闘機47機を確認したと発表した。

そのうちの半分以上が、台湾近くの空域に侵入したとしている。

中国側は軍事演習の理由について、「台湾独立勢力と外部勢力の結託と挑発に対する警告だ」とコメントしている。

台湾側も米国製のF-16戦闘機の離陸映像を公開

2024年の総統選挙に立候補を表明している、台湾の頼清徳副総統。

中国側は軍事演習は、頼清徳副総統が南米を訪問した際、13日にアメリカ・ニューヨークに立ち寄ったことへの対抗措置とみられている。

一方、台湾の国防部は、軍事演習の翌日に米国製のF-16戦闘機が基地から飛び立つ映像を公開。中国側の挑発行為に強く反発している。

(「イット!」 8月21日放送より)

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