20日のサンマ漁解禁を前に、8月17日、各地から大型の漁船が出港し、家族が涙ながらに見送る様子が見られた。

ただ、サンマはここ数年不漁が続いている。水産庁によると、2023年も不漁となる見通しだという。

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8月も後半に入り、そろそろ恋しくなってくるのが、秋の味覚、サンマだ。苦みとうまみの絶妙なバランスがたまらない、塩焼きの味を思い出す方も、この時期は多いのではないだろうか。

漁解禁に向け各地から漁船が出港

20日のサンマ漁解禁に向け、17日、各地から大型の漁船が出港した。漁の間は家族としばしのお別れだ。

「えーーーん」
小さな男の子が涙を見せる姿もあるなか、岩手県大船渡市では、漁師の家族たちが大きく手を振って見送る。

漁船に手を振って見送る
漁船に手を振って見送る

一方、宮城県の気仙沼港では17日、和太鼓の演奏などで、盛大に見送りが行われた。

宮城県気仙沼港。和太鼓で盛大に漁船を送り出す
宮城県気仙沼港。和太鼓で盛大に漁船を送り出す

サンマはここ数年不漁が続き、値段も高くなっている。2023年のサンマ漁はどのような見通しなのだろうか。

サンマは“不漁”の見通し

福島県いわき市の第三十八 福吉丸・四家義昭漁労長は、「年々量も少ないし、今は不安がいっぱい」と語る。

今年こそは大漁を期待したいところだが、水産庁によると、2023年も不漁となる見通しだ。

燃料の値上がりも止まらず、サンマの高値はまだまだ続きそうだ。

(「イット!」 8月18日放送より)

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