奈良県奈良市の世界遺産の平城宮跡で、夏の風物詩である「ツバメのねぐら入り」が見ごろになっている。
湿地で育つ背の高い植物「ヨシ」の間に、夜ツバメが羽を休めに来るのが、ツバメのねぐら入りだ。
ツバメのねぐら入りが見ごろに
夕方の空を見上げる人たちがいる。

心を奪われていたのは、きれいな月のウサギではなく、飛び交うツバメたちだ。
奈良県奈良市の世界遺産「平城宮跡」で、夏の風物詩の「ツバメのねぐら入り」が見ごろになっている。

この辺りは、背の高いヨシが密集する広大なエリアが残されている。
そのヨシの間に、夜、ツバメが羽を休めに来るのが、ねぐら入りだ。

この時期は、巣立ちを終えたツバメや、若いツバメを生み育てた親たちが集まってくる。
見ていた子どもたちからは、「けっこうすごい」「100てんまんてん」などの声が上がった。

また、空を見上げる親子も「ここめっちゃおる!ここめっちゃおる!ママみて、ここめっちゃおる!」とたくさんのツバメに興奮した様子だった。
普段は見られない、ツバメのお宿。一体、何羽が泊まっているのだろうか。
約6万羽が羽を休める
泊まっているツバメの数は、約6万羽だ。

夏の間、羽を休めたツバメたちは、10月初旬、冬を越すために南の空へ旅立っていく。
(「イット!」 8月18日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(11枚)