山形・酒田市の「玉簾の滝」で、10日から夜間のライトアップが始まるのを前に、9日夜、試験点灯が行われた。
空海により発見されたと伝わる「玉簾の滝」
酒田市升田の玉簾の滝は、お告げを受けた弘法大師・空海により、1,200年以上前に発見・命名されたと言い伝えられている。

落ち口から滝つぼまでの落差63メートルは、県内一の直瀑(ちょくばく)とされている。

春と夏、年2回行われるライトアップは、2000年から地域住民によって続けられていて、10日のスタートを前に9日夜に試験点灯が行われた。

4基のライトで静かに浮かび上がった滝はまさに“幽玄”。猛暑が続く酒田市だが、滝の周辺は滝つぼからまき上げられる水しぶきで常にひんやりと感じられる。

9日夜は訪れた観光客がその様子を写真に収め、“非日常”の雰囲気を楽しんでいた。

升田地区自治会・村上雅晴会長:
この清涼感を一番に楽しんでもらいながら、澄み切った空気も一緒に味わっていただければ

ライトアップは、10日から8月20日まで、日没の午後6時半ごろから午後9時まで行われる。
(さくらんぼテレビ)