7年前に日本にリリースされ、社会現象にもなった「ポケモンGO」。一度は、やったことがある人も多いと思われるが、実は今もまだ根強い人気を誇っている。8月4日から大阪で始まった世界最大規模のイベントで人気の秘密を探ってみた。

「ポケモンGO」世界のファンが大阪に

記者リポ―ト:
午前9時です。万博記念公園の前には列ができています

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大阪府吹田市の万博記念公園で、4日から始まった人気スマートフォンゲーム「ポケモンGO」のイベントでは、スマートフォンを数台使用するほど気合の入った参加者もいた。

三重から来た人:
きょうは5台やけど普通は6台。自動で捕ってもらっているんですよ。そういう機械があるんです。自分で勝手に捕ってくれているから。このモンスターボールがポケモンを捕まえている

海外限定のキャラに人気殺到

そして、多くの人のお目当てはというと…

福岡から有休を取って来た女性:
海外限定なので、この時しか捕まえられない。あっ、シンボラー。これが今回初めて実装されたギリシャとかでしか取れないレアなポケモン

このイベントの参加にはチケットの購入が必要だったが、ギリシャやエジプトなどでしか捕まえられないポケモンがこのイベントで出現するとあって、海外のファンも大阪に集まった。

アメリカから来た人:
このイベントのために日本に来ました。素晴らしいです。毎回来ています。100匹集めた。多いかな?でも足りない

大阪から来た夫婦:
捕れた、捕れた。参加してない友だちにあげられるなと思って

7年前は社会現象に 今も根強い人気

そもそも「ポケモンGO」とは、スマートフォンのGPS機能を利用して街のあちこちに潜むポケモンを集めるゲームだ。

日本で配信が始まったのは、2016年。公園や温泉街、神社など日本各地にポケモンが出現し、お目当てのポケモンを探す人たちであふれかえる事態に。

「ポケモンGO」は社会現象となり、これまでに全世界で10億人以上がダウンロードしている。

大阪に先立ち、2022年は札幌市で「ポケモンGO」のリアルイベント「ポケモンGOフェスト」が開催されると、3日間で5万5,000人以上が参加。そのうち8割以上が市外から来た人で、約87億円もの経済効果をもたらした。

吹田市もこのイベントに期待を寄せていて、開催が決まってから「ポケモンGO」を始めたという後藤市長も楽しんでいた。

吹田市・後藤圭二市長:
ゲット。ヒトカゲ捕まえました

「レアキャラGETだぜ!」ポケモンGOファンの記者も体験

ポケモンGOファンの記者もイベントを体験した。

記者リポート:
出てきました。捕まえました

出てきたのは、何と…ヘラクロス!。
実はこのポケモン、なかなか出現しないレアポケモンなのだ。

福岡から来た女性も、記者があっさり捕まえたヘラクロスを探しているが…なかなか見つからなかった。

福岡から有休を取って来た女性:
目的はヘラクロスなんですが、全然出てきてないです…。あと1時間しかない。やばい、あっという間

世界中のファンが夢中になる「ポケモンGO」。今でも根強い人気を誇るのはなぜなのでしょうか。

広島から来た家族:
同じ話ができるので、すごく会話の一部ですよね

岡山から来た夫婦:
歩いて捕まえられるのがいい。部屋の中でやるよりは外で捕まえるのが楽しいので。一万歩以上絶対歩きますもん

家族との共通の話題が増えたことや、楽しんで運動できるといった魅力があるそうだ。

さらにこんな声も…

ーー飽きない魅力は?

福岡から有休を取ってきた女性:
ラインを交換したりとかして、ライングループができて、友達がたくさんできるんですよね。高齢の人から若い20代の人までとか普通に友達になれるので、そういうところが楽しいと思います

「ポケモンGO」をすることで、普段は交流がないような幅広い世代とつながることもできるそうだ。

(関西テレビ「newsランナー」2023年8月4日放送)

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