日本大学アメリカンフットボール部の部員が大麻と覚醒剤を所持した疑いで逮捕された事件を受け、日大の林真理子理事長と酒井健夫学長、澤田副学長が会見した。

林理事長は、会見の後半で、結局どこに問題あったのか、どうしたらよかったのかと問われると、「就任してからほとんどスポーツは副学長のほうに、聞くという立場で、はっきり言って遠慮があった」と、就任後、スポーツ部に関して遠慮があったことを明かした。
そのうえで、「実は一番重たい問題を抱えていたのは、このスポーツの分野だったということを今皆様からの質問で認識した」と述べた。
また、「私の分野じゃないから知らないということは申すつもりはございません」とした上で、「私のほうでもっと積極的に遠慮せずにどんどんいくべきだったなと今考えている」とし、「他の文系の方々とは親しくお話できても、ちょっとスポーツ関係の方とは距離を置くというような私の心理が今回のことに影響しているのではないかと考えている」と振り返った。
さらに、「言い訳になるが、就任して1年いろんなことやってきたが、スポーツのほうを少し後回しにしていたのは事実。このような問題が生じたことは厳粛に重く考えている。改革をスポーツに手を伸ばして行かなければならないという気持ちでいっぱい」と話した。
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