女性議員は、免許失効を自覚した翌日も運転していた。

「時間に間に合わないという意識に駆られ…」

報道陣の前で深く一礼する女性は、先週、無免許運転が発覚した静岡県議会の中山真珠議員(28)。

この記事の画像(11枚)

静岡県議会 中山真珠議員:
心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。

中山県議は、今年4月に行われた静岡県議会選挙に国民民主党から出馬。県内では戦後最年少となる当時27歳で初当選を果たした。

その後も、議員活動の様子や短くカットしたヘアスタイルなどをSNSにアップしていたが、8月4日になり事態が一変。中山県議が静岡市内で自家用車を運転していた際、一時停止をしなかったとして警察官に止められたことで、無免許運転が発覚した。

8日の会見で中山県議は、免許が失効しているのを知った上で車を運転したと明かした。

静岡県議会 中山真珠議員:
8月1日に身分証明書として免許証を提出した際、失効に気づき、更新するまでは公共交通機関を利用するよう心がけておりましたが、4日はどうしても時間に間に合わないという意識に駆られ、重大な過ちを犯してしまいました。

中山県議によると、免許が失効したのは今年5月だった。しかし、引っ越し後に住所変更をしていなかったため、免許更新の通知はがきが手元に届かず、失効に気づけなかったと釈明。

また中山県議は、免許失効を認識した翌日の8月2日にも車を使って免許センターへ。会見では、その理由をこう説明した。

静岡県議会 中山真珠議員:
(免許センターに行った)2日の件につきましては、本当にお恥ずかしいところなんですが、免許証の失効から3カ月間(※実際は6カ月間)は、復帰が可能だということを聞いて、その間は(車に)乗っても大丈夫なのかなと、そのように勘違いをしておりまして…。

自身の進退について、現時点では「県議としての活動にまい進することで罪を償いたい」などとして辞職を否定し、重ねて謝罪した。

静岡県議会 中山真珠議員:
「若い人に政治なんか任せちゃダメだ」と言われてしまいかねない事をしてしまったことが、本当に不甲斐なく思います。申し訳ございません。

中山県議は問題発覚後、国民民主党県連に離党届を提出。所属する県議会の会派からは除名処分を受けている。

(「イット!」 8月8日放送より)