大雨被害を乗り越えて開催された秋田竿燈まつりで、4年ぶりに声出しが解禁された。

かけ声をかける祭りの参加者たち
かけ声をかける祭りの参加者たち
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「ドッコイショー、ドッコイショ!」

たくさんの竿燈が夜を照らしている
たくさんの竿燈が夜を照らしている

黄金の稲穂が夜を照らす。

3日、国の重要無形民俗文化財、秋田竿燈まつりが開催された。

今年は4年ぶりに、声出しが解禁された。

肩に提灯を吊るした竹ざおを乗せ、バランスを取る人
肩に提灯を吊るした竹ざおを乗せ、バランスを取る人

威勢の良いかけ声と共に、手のひらや肩、腰に、たくさんの提灯を吊るした竹ざおを乗せる妙技が披露され、会場は盛り上がった。

観客:
とにかくすごい!素晴らしいとしか思わなかった。きれいだし、力強い。

しかし、秋田竿燈まつりは、一時は開催できないのではと心配されていた。

その原因は、7月に起きた大雨被害だ。

秋田市では、約2万5000世帯が浸水したとみられている。

大雨により、会場近くの駅前も冠水した。

だが、何とか本番に間に合わせた。

被害をはね返すように、256本の竿燈が天高く掲げられた。

一番大きいものは長さ12m、重さ50kg

その大きさは、どれぐらいなのだろうか。

一番大きいものだと、長さ12m、重さ50kg。46個の提灯が吊るされている。

2023年の秋田竿灯まつりは、厄除けや五穀豊穣に加え、大雨被害からの復旧への願いも込められた。

(「イット!」 8月4日放送より)