妹のリクエストに応えて中1兄が作った縁日料理がInstagramに投稿され、そのクオリティーの高さに多くの反響が寄せられている。
「7月17日は娘の11歳の誕生日。娘のリクエストでおうち縁日をしました」とのコメントとともに投稿されたは、約40秒の動画。「中1男子 縁日メニューつくります」のタイトルもある。

投稿したのは、母親のゆうこさん(@slow.life.works)で、縁日メニューを作ったのは、息子のそうたさん(13歳)。

妹・ほのかさん(11歳)のリクエストで、誕生日に自宅で縁日を開催。料理は「僕がつくりたい!」と、そうたさんが立候補し、楽しそうにいろいろと作っていたという。

メニューは、たこ焼き、たい焼き、から揚げ、いか焼き、焼きトウモロコシ。慣れた様子で次々と作っていく。
まずは、焼きトウモロコシ。おいしそうな匂いがしてきそうだ。

続いては、から揚げとたこ焼き。

さらに、自分で切れ目を入れて、いか焼きも作っていく。

これだけではない。生地を混ぜて、たい焼きも手作りなのだ。

部屋の飾り付けはゆうこさんが担当。スーパーボールすくいや、“魚釣り”も準備され、家の中に縁日の会場が完成。

1品だけでなく、何品も作る姿がかっこよく、料理の手際の良さに驚いてしまう。
この動画を見た人からは、「出張して欲しいです。優しいお兄ちゃんやなぁ」「豪華すぎる〜見ているだけでワクワクです」「息子くんの腕前がす、すごーーー」などとコメントが寄せられ、動画は188万回以上の再生となり、6万6000いいねが付いている(8月8日時点)。
4歳から料理を始め、将来の夢は料理人
料理する姿に驚いたが、普段からよく料理するのだろうか?また、妹・ほのかさんの反応はどうだったのだろうか?
まずは、母親に話を聞いた。
ーー息子さんは普段から料理する?
はい。料理をはじめたのは4歳からで、それから料理好きで、休みの日はいろんな料理を作ってくれています。

ーーどのくらい料理が得意なの?
小5のときにYouTubeで覚えた魚さばきが得意です。魚さばき、そば打ち、パン作り、肉まんつくり、和洋折衷、何でも作ります。料理はYouTubeやレシピを見ながら覚えました。
料理好きな息子は、家族のお誕生日には料理を作ってくれます。妹の誕生日も僕が作りたいと言ってくれました。左利きなので、自分で包丁のむきなど考えながら覚えました。将来の夢は料理人です。

ーー縁日メニューはどうやって考えたの?
縁日にあるもので、家族がそれぞれ食べたいもの言い合って考えました。

ーー準備はどのくらいかかった?
13時から料理を作りはじめて、半日くらいかかりました。
普段はのんびり料理になると兄らしくなる
ーー妹さんの反応はどうだった?
「めっちゃ美味しい。楽しかった!」と、とても喜んでくれました。
ーー2人は仲良し?
ときどき喧嘩はしていますが、仲良しです。普段はのんびりしている兄を、しっかりものの妹がひっぱっていってくれるような関係性です。笑
でも、料理を子どもたちだけでしてくれるときは、息子はお兄ちゃんらしくなって妹に優しく丁寧に教えてくれています。

ーー縁日を終えた感想を教えて
娘の誕生日は、毎年お寿司でお祝いしていましたが、今年はお兄ちゃんの手作り縁日メニューで、おうち縁日ができました。忘れられない娘の誕生日になりました。中学生になってもかわらず、楽しそうに次々と料理してくれている息子の姿をみて嬉しくなりました。
中1息子「次はりんご飴にリベンジしたい」
では実際、兄・そうたさんは、縁日の料理を作ってみてどうだったのだろうか? 本人にも話を聞いた。
ーー縁日の準備してみて、どうだった?
作るのは少し大変だったけど、楽しかったです。

ーーこだわった部分を教えて
見た目より味にこだわりました。本当はりんご飴も作りかけたけど、材料がたりなくて失敗しました。またリベンジしたいです。
ーーまた縁日のリクエストがあったら、料理する?
はい。します。
準備に半日かかったという料理は、妹さんにとって、すてきな誕生日プレゼントとなっただろう。両親の誕生日にも振る舞うなど、家族の笑顔を作る手料理は、努力の成果なのかもしれない。