最高気温36.2度、5日連続で猛暑日となった東京都心。
ランチタイムの東京・新橋では、あるものが暑さに拍車をかけていた。
エアコン室外機からの熱風「サウナみたい」
東京・新橋にある通りを歩いていると、熱風が流れてきてより暑さを感じる。

熱風の発生源は、エアコンの室外機。

サーモカメラで見てみると、室外機の吹き出し口の部分が真っ赤に染まっていた。

室外機の表面温度は、46.7度。
熱風が吹き出た商店街は、熱気でムンムン状態だ。

街の人に聞くと、「生ぬるい感じで(暑さ)が助長される感じがしますよね」「サウナ歩いてるみたい」「10度くらい体感温度が違う気がします」と話していた。

この猛暑ウィーク。エアコンは連日フル稼働。
いたるところに室外機が置かれた路地では、熱い空気が立ち込めていた。

下だけではなく上にも室外機が並んでいるため、辺り一帯が熱い空気に包まれている。
猛暑で鹿もぐったり 観覧車は一時停止
東京都心が猛暑日になるのは7月10日目。
7月の最多日数を3日連続で更新した。

猛烈な日差しを浴び続けるエアコンの室外機の故障も相次ぎ、業者には例年の2倍ほどの問い合わせが入っているということだ。

エアコン設置修理「交換できるくん」・池田順一さん:
室外機に基板や電子部品が色々入っていますので、熱がこもることで故障につながる。

7月28日、全国1位の暑さとなったのは、群馬・伊勢崎市。最高気温は39.4度だった。

奈良市の奈良公園では、鹿もミストを浴びながらぐったり。

大阪・枚方市では、38.6度まで気温が上がり、ひらかたパークでは、観覧車のゴンドラ内が暑くなりすぎて、客が体調不良になるのを防ぐため、一時停止の措置をとった。

神奈川・横浜市のみなとみらい地区で開かれたのは、4年ぶりとなる夏祭りだ。

子どもたちのみこしパレードは、あまりの暑さで危険との判断から、練り歩く距離を半分にするなど規模を縮小して実施された。
参加した子どもの中には、「もうちょっとやりたかった」という声もあった。

この危険な暑さ、週明け以降も全国的に続く見通しだ。
(「イット!」7月28日放送より)