走行中の電車の中で乗客を刺し、車内に火をつけた殺人未遂の罪などに問われた男が裁判で、「車両の連結部分に10人ぐらい人がいて放火することにした」と当時の状況を明らかにした。


服部恭太(はっとり・きょうた)被告(26)は2021年10月、映画「バットマン」の悪役ジョーカーに似た格好をして、京王線の電車の中で男性をナイフで刺し、車内に火をつけて乗客12人を殺害しようとした罪などに問われている。


被告人質問で、服部被告は「男性にスプレーをふきかけたら、振り払うような形で自分の腕とぶつかり、反撃されたと思いナイフを突き出した」と当時の状況を明らかにした。

その上で、「連結部分に10人ぐらい人がいた。なぜ逃げないのか分からず観察していたが、放火することにした」と述べた。
(「Live News days」7月18日放送より)