沖へ流される原因の1つである風の危険性について、国民生活センターが注意喚起した。

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16日、新潟・柏崎市で水の事故が起きた。親子3人が海で流されてしまったのだ。

その後、親子は、サーフィンをしていた人などに救助され、命に別条はなかった。

沖へと流される原因は、波や水の流れだけではない。

国民生活センターは、風にも注意を呼びかけている。

フロートが海に浮いている(国民生活センター)
フロートが海に浮いている(国民生活センター)

子供が乗れるほどの大きな浮輪、フロート。

沖に流されるフロート(国民生活センター)
沖に流されるフロート(国民生活センター)

フロートは目を離した隙に、沖へと流され始めた。

(国民生活センター)
(国民生活センター)

この時の風速は秒速2m〜4m。顔にわずかな風を感じる程度だ。それでも、どんどん陸から離れていく。

追いつけないほどのスピードで流される

さらに、海の怖さは続いた。

(国民生活センター)
(国民生活センター)

大人が救助に向かうと、浅い場所では距離がぐんぐん近づき、簡単に追いつけるように見える。

(国民生活センター)
(国民生活センター)

しかし、深くなるにつれ、救助者のスピードが落ちていく。

(国民生活センター)
(国民生活センター)

そして、泳ぎ始めると、フロートが離れ始めた。

(国民生活センター)
(国民生活センター)

大きなフロートは、風を受ける面積が大きいため、わずかな風でも追いつけないほどのスピードで流されていたのだ。

(国民生活センター)
(国民生活センター)

小枝が動く程度の“風速6m/s”の実験では、フロートがあっという間に流された。

国民生活センターは、そばにいる大人が目を離さないだけでなく、フロートから手を放さないなどの注意を呼びかけている。

(「イット!」 7月17日放送より)

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