ロッテが足を絡めた攻撃でオリックスに逆転サヨナラ勝ち。ZOZOマリンでのホーム開幕戦を白星で飾り、3連勝とした。

サヨナラのホームを踏んだのは、今季ブレイク必至の足のスペシャリストだった。

1点を追う9回、ロッテは先頭のマーティンがセンター前ヒットで出塁すると、代走で起用された岡大海(28)が盗塁に成功。岡は1死三塁から井上晴哉(30)のタイムリーで同点のホームを踏む。

その井上の代走で登場したのは育成出身の和田康士朗(21)。
オリックスのクローザー・ディクソン(35)の8番・田村への初球が暴投となり、ボールが転々とする隙に和田は一塁から一気に三塁へ。

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ディクソンを足でかき回すと、その後、1死満塁で荻野貴司の押し出し死球でサヨナラの生還を果たした。

2017年育成ドラフト1位で入団した和田は高校時代陸上部という異色の経歴を持つ。50メートルを5秒台で走る俊足の持ち主だ。支配下登録されたばかりの練習試合では、12球団最多の7盗塁をマーク。6月19日のソフトバンクとの開幕戦で代走でプロ1軍初出場を果たすと、“甲斐キャノン”から初盗塁を決めた。今季一番最初にホームを踏んだのも和田だった。
井口資仁監督(45)も「今年は最後に足で追いつける力がある」と機動力に手応え。

新型コロナウイルスの影響による日程変更でパ・リーグは23日から同一カード6連戦が組まれるが、和田の足が開幕ダッシュの鍵となりそうだ。
無観客でもファンの想いを乗せて、和田はこれからも走る。