神戸市の有馬温泉で行われた、王位戦七番勝負の第2局。4連覇を目指す藤井聡太七冠が、挑戦者の佐々木大地七段に勝利した。

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2日目の対局は、藤井七冠の封じ手が開封され再開した。

立会人:
封じ手は7四角成です。


先に4勝すればタイトル獲得となる中、2連勝となった藤井七冠。その勝負服に注目した。

港町・神戸らしい海を連想させる青の羽織。そこにチラリと映る羽織ひも、実はファンから同じ物がプレゼントされていた。

羽織ひもを贈った“藤井ファン” ゆきこさん:
ついに来たー!という感じでした。もしかしてもしかして、本当に本当に?って何度も何度も確かめて、絶対間違いないよねって思いながら、ドキドキと過ごしておりました。

そう話すのは、部屋に200点のグッズが並ぶ日本屈指の“藤井ウォッチャー”のゆきこさん。数々のタイトル戦で羽織を身につける藤井七冠に、今年1月、羽織が開かないように留める羽織ひも(1本8800円)を贈ったという。

羽織ひもを贈った“藤井ファン” ゆきこさん:
藤井七冠は「青が好き」とおっしゃっているので、夏に羽織られるものに合うかなと思って、青色の羽織ひもを選ばせていただきました。

「夏に羽織られるものに合うかなと思って」選んだという
「夏に羽織られるものに合うかなと思って」選んだという

対局開始直後、ひもの止め具を外して羽織を脱いだ藤井七冠。丁寧に羽織を畳むその所作をファンはこう呼んでいるという。

羽織ひもを贈った“藤井ファン” ゆきこさん:
羽織を抱っこするように畳んだり、そっと置いたりする様子が“寝かしつけ”のようだなっていうことで、私たちの中では「羽織ちゃんの寝かしつけ」と呼んでいます。

さらに対局前につけていたネクタイも、別のファンから贈られたもの。

藤井聡太七冠:
はい、そうです。(ファンに)いただいたものなんですけど、「神戸にいらした際にぜひ着けてください」ということでしたので、この機会にという形になりました。


この“勝負ネクタイ”を選んでいるのは藤井七冠本人ではないようで…。

羽織ひもを贈った“藤井ファン” ゆきこさん:
トークイベントで藤井七冠自身が、お母さまが選んでいらっしゃるとおっしゃっていました。

(「イット!」7月14日放送分より)