神奈川県警本部で、警察官の似顔絵競技会が行われた。


競技会に参加した警察官は、人物の写真を2分間観察した目撃者役から特徴を聞き出し、似顔絵を描く。

警察官:
口は?

目撃者役:
おちょぼ口というか、下の唇が目立っていた。

参加者は専門ではないため、かなりの難問。何度も尋ね、描き直す。

最優秀賞に選ばれたのは、鉄道警察隊に勤務する女性巡査(22)の似顔絵だ。

目元のホクロだけでなく、特徴的な髪形や口元などが再現されている。

最優秀賞の受賞者:
似顔絵捜査員になりたくて、今回の研修に参加した。これから似顔絵捜査員になれるように、日々の捜査に携われたら。
犯人の20年後を想像して描かれる
では、実際の似顔絵捜査員の実力は、どれほどのものなのだろうか。

第一線で活躍する、現役の似顔絵捜査員の実技研修が行われている。

横顔の写真をもとに、正面を向いた顔を描いていくという課題が出された。

描かれた似顔絵には、横顔では分からない、顔のパーツの配置や大きさなどが、しっかり表現されている。

さらに、20年後を想像した似顔絵も描かれた。

頬のたるみなど、実際の写真に近い仕上がりになった。

確かな技術が、犯人の検挙に繋がる。
(「イット!」 7月12日放送より)