先週末、ロシアの軍事侵攻開始から500日を迎えたウクライナ。

ロシアの侵攻初日に占拠された、ウクライナのズメイヌイ島。ゼレンスキー大統領(左から2人目)が訪問
ロシアの侵攻初日に占拠された、ウクライナのズメイヌイ島。ゼレンスキー大統領(左から2人目)が訪問
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その侵攻初日に占拠されたのが、黒海に浮かぶズメイヌイ島だ。

記念碑にメッセージをかき込むウクライナのゼレンスキー大統領
記念碑にメッセージをかき込むウクライナのゼレンスキー大統領

後に奪い返したこの島を、ゼレンスキー大統領が訪問した。

記念碑にメッセージを書き込む大統領。

帰国することになった、捕虜となったウクライナの司令官
帰国することになった、捕虜となったウクライナの司令官

その映像を、食い入るように見つめる男性たちがいた。

帰国することになった、捕虜となったウクライナの司令官
帰国することになった、捕虜となったウクライナの司令官

それは、ロシア軍の捕虜になった、ウクライナ軍の司令官5人。帰国することになったのだ。

激しい戦闘が行われたマリウポリの製鉄所(2022年5月)
激しい戦闘が行われたマリウポリの製鉄所(2022年5月)

5人は2022年、ロシアとの激しい攻防が行われた南部の街・マリウポリの製鉄所で戦っていた。

300日以上ぶりに、母国・ウクライナに帰還した5人
300日以上ぶりに、母国・ウクライナに帰還した5人

300日以上踏んでいなかった母国の大地。

家族らと抱き合い、再開を喜んだ
家族らと抱き合い、再開を喜んだ

帰国を信じて待ち続けていた家族たちと抱き合い、再開を喜んだ。

ゼレンスキー大統領は「トルコのエルドアン大統領に深く感謝」と述べた
ゼレンスキー大統領は「トルコのエルドアン大統領に深く感謝」と述べた

ゼレンスキー大統領:
英雄たちがウクライナに帰ってきた。トルコのエルドアン大統領に深く感謝する。

5人は“トルコにとどまること”を条件にロシアから解放され、トルコで生活していたのだった
5人は“トルコにとどまること”を条件にロシアから解放され、トルコで生活していたのだった

5人はトルコにとどまることを条件にロシアから解放されたが、トルコ側は帰国を容認。

先週末、ゼレンスキー大統領がトルコを訪問。エルドアン大統領はこのように述べた
先週末、ゼレンスキー大統領がトルコを訪問。エルドアン大統領はこのように述べた

ロシアとも近いとされているエルドアン大統領だったが、週末にはさらに「ウクライナはNATO加盟にふさわしい」と述べ、NATO=北大西洋条約機構への、ウクライナの加盟を支持したのだ。

エルドアン大統領の真意はどこに…
エルドアン大統領の真意はどこに…

一方、8月にはプーチン大統領とも会談すると発表。トルコの真意は、どこにあるのだろうか。

(「イット!」7月10日放送より)

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国際取材部
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