南米・ペルーを訪問している自民党の茂木幹事長は11日、FNNの単独インタビューに応じ、夏から秋にかけて行われる見通しの内閣改造・党役員人事での自身の処遇について、「私が決めることではない」とした上で、「課題を解決することで国民の期待に応えたい」と語った。

岸田首相は夏から秋にかけて内閣改造・自民党役員人事を行うとみられ、その中では、幹事長就任から秋で2年となる茂木氏が幹事長を続投するか、交代するかが焦点の1つとされている。

インタビューの中で、茂木氏は幹事長としての2年弱の党務について「忙しかった」と振り返った。その上で、自身が陣頭指揮をとった2022年の参院選や2023年の衆参5つの補欠選挙での勝利、1票の格差是正のための衆院小選挙区の「10増10減」に伴う候補者調整などの成果を強調した。

そして、幹事長人事が焦点となっていることを尋ねると、茂木氏は「(人事は)私が決めることではない」と笑顔で述べた上で、「日本は国難ともいえる課題に直面しているので、1つ1つ解決することで、国民の期待にしっかりと応えていきたい」と日本の抱える課題解決への意欲を示した。