沖縄で、泳いでいた男性が離岸流に巻き込まれ、ヘリで救助された。

6月、沖縄の大度浜海岸で行われた救助活動の映像が、公開された。

泳いでいた男性が流され、ヘリが出動した。

原因は、離岸流。

離岸流とは、海岸に打ち寄せた波が、沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのことだ。

その強さを、記者が体感した。

記者:
速いですね。何もしていませんが、どんどん流されていきます。

記者が岸へ戻ろうと必死で泳ぐが、沖へ沖へと流されるばかりだ。

そのスピードは、どのくらいなのだろうか。環境に影響のない色の着いた液体を流してみると、まるで倍速にしたように、沖に向かってどんどん流れていく。
「なるべく慌てず体力を温存する」
では、もし離岸流に乗ってしまった場合は、どうすれば良いのだろうか。

第十一管区海上保安本部・島袋光和交通安全対策課長:
(岸に)戻ろうとする、慌てる行動を大きくすると体力を使う。なるべく慌てず体力を温存し、流されて止まった場所で救助を待つ。

海上保安庁は、海のレジャーではライフジャケットなどを身に着けること。一人では行かないこと。万が一のときの連絡手段を確保することを呼びかけている。
(「イット!」 7月5日放送より)