駆け寄った少女を抱きしめてキス。ロシア国民に向けた、プーチン大統領の姿だ。

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キスの相手は8歳の少女。

6月に少女の住む地域をサプライズ訪問したプーチン氏を見られず、少女が号泣した動画が評判となり、大統領自身が招待した。

動画では“プーチン流”サプライズも披露。

突然、首相に電話をかけて少女の故郷に支援を決めたプーチン大統領
突然、首相に電話をかけて少女の故郷に支援を決めたプーチン大統領

突然、首相に電話をかけ、少女の故郷に50億ルーブル(約80億円)の支援を決めたのだ。

少女への優しい笑顔と太っ腹すぎる決断。海外メディアは“愛される大統領”をアピールしているのではと指摘している。

背景とみられるのは、ウクライナ侵攻に対する支持の低下だ。ロシアの独立系世論調査機関が6月後半に行った調査では、ウクライナへの侵攻継続の支持が8ポイント急落して40%になった。

いわゆる”プリゴジンの乱”が影響しているとみられている。

クリミアで起きた暗殺未遂

ロシア国内で流れたニュースでは、ロシアが実効支配するクリミア半島に繋がる橋が渋滞している様子が伝えられた。

クリミアは戦場と隣り合っているが、昔から人気の保養地で、休暇を過ごす人たちが押しかけ、通過に6時間かかることもあるという。

一方、そのクリミアでは暗殺計画が起きていた。拘束されたのは、ウクライナの諜報機関で訓練を受けたとされる国籍の男。

ロシア側の事実上の知事が狙われ、爆発物を取り出したところを取り押さえられたという。

(「イット!」7月5日放送より)

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