実在しない芸能プロダクションの社長になりすまし、現金をだまし取っていた詐欺事件で、被害者の1人である20代女性の被害額が判明した。
6月、詐欺の疑いで逮捕された、浅野和男容疑者（43）。
実在しない芸能プロダクションの社長になりすまし、入社を希望する人たちから現金をだまし取っていた。
被害者は全国にいるとみられるが、大阪市に住む、20代の女性もその1人だ。
だまし取られた金額は、いくらだったのだろうか。
被害を訴える20代の女性：
600万円近くある。あと300万円～400万円の借金を返している段階。
3年前、浅野容疑者が設立したと語る、実態のない会社に入社した女性。
給料は一度も支払われず、代わりに保証金やプロダクションの設立費用として、次々に金を要求されたという。
金を集めろと被害者女性に指示
どんなやりとりがあったのだろうか。
浅野容疑者：
50万円集めとけ。今飛行機のったから。
被害女性：
畏まりました。
浅野容疑者：
どれくらい集まったんや？途中経過として。
被害女性：
ゲーム機売って6万円です。
浅野容疑者：
まだ売るもんあったんかい。でもまだまだ足りんな。
岩手県警は、余罪について調べている。
（「イット！」 7月4日放送より）
