熊本県で、小型のショベルカーが転落し、運転していた男性が死亡した。このような事故を減らそうと、農機具の販売会社が転倒体感機を開発した。

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道路脇の田んぼに、小型のショベルカーが横倒しになっている。

小型のショベルカーが横転している
小型のショベルカーが横転している

運転席を下に、タイヤが空を向いている。

田んぼに転がっている運転席の一部と見られるもの
田んぼに転がっている運転席の一部と見られるもの

そばには、運転席の一部と見られるものが転がっていた。

3日、熊本県苓北町で、63歳の男性が運転していたところ、転落。

男性は病院に搬送後、死亡した。

重機や大型の農機具の事故が、相次いでいる。

岡山県では、2022年に、稲刈り中の高校生がコンバインを運転中に横転し、死亡している。

転倒体感機で事故防止意識の向上を

こうした事故を減らそうと、岡山県倉敷市の倉敷河上農機が開発した物がある。

トラクター転倒体感機に乗る記者
トラクター転倒体感機に乗る記者

リポート:
こちらのトラクター転倒体感機ではトラクターが圃場(農地)から道路に出る際に、車体が前上がりになって転倒する事故、その動きを実際に体感することができます。

農地から道路に出る際、どれだけ傾くのか、実際に体験してみた。

傾斜が15度を超えると体は斜めに。今にも転倒しそうなほど傾いているのが分かる。

転倒体感機を製作した倉敷河上農機は、「この体験機で、事故防止の意識を高めて欲しい」としている。

(「イット!」 7月4日放送より)