島根・隠岐の島町の海底で不審物が発見されてから1カ月。1日に海上自衛隊が撤去した。

ゆっくりと作業を行う、海上自衛隊の船。

左右に目印が付けられた細長いものが、ゆらゆらと揺れながら引きあげられていく。

船には、海底から上がってきた物を見守る人々の姿があった。現場は島根・隠岐の島町だ。

引きあげられたのは、沖合約6mの海底で見つかった不審物だ。

自衛隊の調査で、魚雷または、訓練魚雷の可能性が高いとみられている。

海上自衛隊舞鶴警備隊 片山和昭水中処分隊長:
基本的に危ない物だという意識で、作業を進める。

発見から1カ月後の7月1日、撤去作業が行われた。

爆発の恐れはないとされていたが、万が一に備え、現場から最大半径3kmの範囲が立ち入り制限区域になった。

住民が見守る中、慎重に行われた作業。
不審物撤去に4時間
撤去までにかかった時間は、約4時間。

今後、製造された国や性能、この場所に沈んでいた経緯など、調査が進められるとみられる。
(「イット!」7月3日放送より)