細菌が増えやすい梅雨“食中毒”に注意が必要

梅雨入り後の暑さと湿った空気の影響で、街はムシムシ・ジメジメ。
気温と湿度が上がるこの時期以降、注意が必要となるのが“食中毒”。

厚生労働省によると、国内では、去年1年間で1000件を超える食中毒が発生。そのうち3分の1を占める“細菌による食中毒”は、6月~9月に集中。

気温も湿度も高く、細菌が増えやすい状態が続き、食べ物の味やにおいが変わらないまま増殖するケースが多いためだという。

飲食店側の“食中毒”対策とは?

町の飲食店はどう対応しているのか?東京・新橋にある居酒屋を訪ねると…

居酒屋 根室食堂 平山徳治代表取締役:
これは花咲ガニといいます。まさにカニが旬なので。

この店では6月2日から、お弁当のテイクアウトを開始。

ダシの効いたアサリご飯に、イクラ、花咲ガニのほぐし身をたっぷりのせ、アクセントに唐揚げを添えれば、北海道づくしの1品「花咲ガニ あさり弁当(税込み980円)」が完成。

作る上で最も注意しているのが・・・

居酒屋 根室食堂 平山徳治代表取締役:
やはりこういう時期になると、どうしても食中毒が気になる。具材は全て冷ました状態で盛り付け作業に入った方が、安心して提供できるんですよね。

お弁当は火を通したものが中心。熱を持ったままだと、細菌が繁殖しやすくなるため、揚げ物など30分以上冷ましてから、容器に詰めて渡す。

また、購入者には「2時間以内に食べてください」と口頭で念押し。

東京都福祉保健局も、そうした食中毒対策を取るよう、飲食店に呼びかけている。

「居酒屋 根室食堂」の場合、店頭に並べたお弁当は、2時間経過したら廃棄するという徹底ぶり。

お弁当を買いに来た人:
安心ですね。主婦としても。

居酒屋 根室食堂 平山徳治代表取締役:
せっかくお客さんに来てもらってるところで、万が一食中毒なんかあれば怖いから。
そのために、安心できる弁当を考えていこうと思ってます。

企業側も“食中毒”対策食品を無償提供

食中毒を防ぐ取り組みは、企業側からも。お弁当の上に敷かれた1枚のシート。
これは、お弁当などにかぶせることにより、菌やカビ・酵母の増殖を抑制するという「抗菌・鮮度保持シート」。

お弁当販売を開始した飲食店を対象に、三菱ケミカルフーズが無償提供している。

三菱ケミカルフーズ 食品・ニュートリション事業部 上柿卓也さん:
消費期限の短いお弁当とか、テイクアウトのいろんな食材の品質保持に適している製品です。

テイクアウト需要が高まる中で、梅雨の時期を迎え、問い合わせが急増しているという。

しばらく続く、高温多湿の日本の夏。
新型コロナウイルスとの二重の対策が、家庭にも求められている。

(「Live News it!」6月22日放送分より)