高知市の水族館でアシカの赤ちゃんが誕生した。

桂浜水族館で生まれた、アシカの赤ちゃん。幸せそうにおっぱいを飲んでいる。

訪れた人:
かわいい~!

お母さんのエルは、6歳。今回の出産には特別な意味があった。

桂浜水族館 飼育員 丸野貴也さん:
今回が2回目の出産。1回目が上手に子育てができなかったので…。

初めての出産は2021年だった。
丸野飼育員:
へその緒は…母親とつながってるものはない。どうする?でも生まれたばかりなんやな。

平均の3倍、7時間の難産を終えた時、エルには、子育てをする体力が残っていなかった。

生まれた赤ちゃんには、人間の手でミルクをあげることになった。

夜は飼育員が自宅に連れ帰り、面倒をみた。

丸野飼育員:
プレステ4のコードかむんじゃねー。
安産で母子ともに健康
今回も、エルは出産後に育児ができないのでは、と心配された。しかし。

丸野飼育員:
ちゃんとおっぱいあげようとしてるやん!エルちゃん、あなたお母ちゃん!

安産で母子ともに健康だった。

ピッタリと寄り添ってくる赤ちゃんをかわいがる様子は、母親そのものだ。

日中は、ほとんど展示コーナーにいるため、親子の仲睦まじい姿を見ることができるということだ。
(「イット!」 6月30日放送より)