広島・福山市の小学6年生2人が、倒れていた高齢の男性を救助した。

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広島県福山市の中条小学校で、福山学校元気大賞「あなたが素晴らしい」部門を受賞した、小学6年生の松岡愛雅くん(12)。

そして、杉野奏人くん(12)。

2人は、見事な連携プレーで人の命を救った。

何があったのだろうか。本人たちの再現によると、5月16日午後1時20分ごろ、昼休みの時。

高齢男性が倒れる瞬間を、偶然目撃した2人。すると、迷わず行動した。

松岡愛雅くん(12):
おれ先生呼びに行くけん、奏人はおじいさん助けに行って!

杉野奏人くん(12):
オッケー、おれ行くわ!

高齢の男性に駆け寄る杉野くん(本人たちによる再現)
高齢の男性に駆け寄る杉野くん(本人たちによる再現)

杉野くんは高齢の男性に駆け寄った。

杉野奏人くん(12):
おじいさん、大丈夫ですか?大丈夫ですか?

杉野くんは、必死でおじいさんに声をかけ続ける。

一方、松岡くんは先生を連れてきた。

松岡愛雅くん(12):
先生あそこあそこ、おじいさんが倒れている、行ってあげて!

先生:
うん、わかった!

とっさに行動できた理由「人の命は、大切だから」

ショッキングな状況で、小学生の2人はなぜ、とっさに行動できたのだろうか。シンプルだが、力強い答えが返ってきた。

松岡愛雅くん(12):
人の命は大切だから。

高齢男性は熱中症だった。病院に運ばれ、その後、無事に退院した。

(「イット!」 6月29日放送より)