熊本・荒尾市にある「荒尾干潟」で、4年ぶりに「マジャク」釣り大会が開かれ、熊本県内外から約200人が参加した。
ラムサール条約登録の「荒尾干潟」
荒尾干潟はラムサール条約に登録され、日本でも有数の干潟として知られる。

6月17日、県内外から約200人が荒尾干潟を訪れ、「マジャク」釣りに挑戦した。マジャクとは、体長10cmほどのヤドカリの仲間で、正式名称をアナジャコという。

インストラクターは、荒尾漁協の組合員が務めた。
インストラクター:
ジワーッとね、ジワーッと(筆を穴に)入れてくださいね。ボスッと入れるとダメよ
巣穴に筆を差し込むマジャク釣り
マジャク釣りは、巣穴に筆を差し込んで嫌がって出てきたところを引っ張り上げる。

インストラクター:
少しずつ筆を上げていきます。穂先が見えたらジワーッと手を添えて、爪がどこにあるのかを調べます。爪があったら爪を握る、そして一気に上げる

参加した男性:
おらんくなった
参加した男性:
おるおる、今引っ張ったぞ…あら…
しかし、なかなかうまくいかない。

参加した女性:
難しいです。とりあえず1匹釣りたいです
参加した女性:
10匹捕りたいね!
ようやくマジャクをゲットへ
ついついインストラクターに頼ってしまう。

参加した女性:
出てきた! 早く早く!
インストラクター:
ソーッと上げますね。穂先だけが水に漬かっているようにすると、ここに(マジャクの)爪があります
根気よく続けていると…。

参加者の男性:
来た…、やった!イエーイ!初めて捕れました。初挑戦です。思ったより難しいですね。

参加した子供たち:
カニ!いやー!
「荒尾干潟は宝以上 子供に残したい」
マジャクが釣れた人も釣れなかった人も、普段なかなか入ることのない干潟を楽しんでいた。

荒尾漁協・西川幸一代表理事組合長:
荒尾干潟は宝以上ですね。これを今の小さい子たちに残していかないとということは肝に命じています。この広大な干潟にこういう生き物がいるんだと、そして海は楽しいということを子供たちに知ってもらえたらいいなと思います
(テレビ熊本)