カナダで起きた大規模な山火事の影響を受け、アメリカ・ニューヨーク州の大気汚染がさらに深刻になっている。
この記事の画像(11枚)日本時間8日午前3時ごろのアメリカ・ニューヨークでは、見えるものすべてがオレンジ色になっていた。世界最悪の大気汚染が続いている。
数十分後には風向きなどの影響か、色が白に変化した。
記者:
辺りは煙のにおいに包まれています。世界貿易センタービルの上の方がかすんで見えます。また太陽ですけれども、オレンジ色になっています。
ニューヨーク市民:
昨日よりさらにひどい。窓の外は完全にオレンジ色で、世界の終わりみたい。
原因は、カナダで起きた大規模な山火事。大量の煙が風に乗り、1000km以上離れたニューヨークの景色を変えた。
定点カメラ「EarthCam」の映像では、大気汚染のひどさは一目瞭然。4日の煙が来る前の映像では、ニューヨークのビル群がはっきりと見えるが、7日の煙が来た後の映像では、一面がオレンジ色でほぼ何も見えない。
それでも、外に出なければならない人々もいた。
大気汚染で「目がすごく痛い」
絵画を描いていた日本人アーティストも、煙の中で作業していたため・・・。
日本人アーティスト:
目がすごく痛くなってきてます。
航空機が一時運航見合わせ、メジャーリーグの試合が延期になるなど、影響は広がり続けている。
(「イット!」6月8日放送より)