子どもの外遊びが増える時期だが、北海道内では子どもを狙った不審者の出没が相次いでいる。心配な保護者の方も多いのではないだろうか。

子どもをキケンから守る方法とは?

6月1日午後、北海道・砂川市の公園。小学生の男子児童2人が遊んでいると、そこに見知らぬ男が現れた。

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「手をつなごう」

突然声をかけられ、1人が身体を触られる被害があった。 男はその後、自転車で逃走。 

男は若い感じで身長は150cmほど、黒っぽい服を身に着けていて警察が強制わいせつ事件として行方を追っている。 

北海道内で相次ぐ"不審者"…学校帰りや公園で声かけられ被害に

北海道内では2023年、不審者による子どもへの声掛けやつきまといなどは103件で、2022年より7件増えている。小学生の子どもを持つ母親は…。

小学1年生の子を持つ母親:
どういう風に登下校してるかわからない部分もあるので、心配かなと思います

小学5年生の子を持つ母親:
不審者に出会った時に身を守る行動をとれるか分からないので、防犯ブザーだけで大丈夫なのか、他に方法があるのか知りたいです

子どもを守るため…「防犯教室」で楽しく学ぶ

被害に遭わないためにどう備えたら良いのだろうか。

北海道・札幌の小学校で開かれた防犯教室をのぞいてみると、体育館に響くのは「だるまさんがころんだ」の、おなじみの掛け声。

遊んでいる訳ではない。リズムにあわせて後ろを振り向くことで、不審な人がいないか、確認する練習なのだ。さらに不審な人からの誘いを断る練習も。

児童たち:
できなーい!

安全インストラクター 武田 信彦さん:
究極の防犯対策は、子どもだけの瞬間を減らすこと

安全インストラクター 武田 信彦さん:
1人になるような場面では、周りを意識するというのを親が一緒に練習してもらいたい

一方、子どもの防犯対策などに詳しい専門家は、一緒に通学路を歩いたりしながら親子で防犯意識を高めてほしいと訴える。

防犯アドバイザー 京師 美佳 さん:
日ごろからお子さんとたわいない会話を行っていただいて、コミュニケーションをしっかり取ることがすごく大事。お休みの時に一緒に街の中を散歩していただいて、こういうところ危ないよとか言いながら会話をしていただきたい

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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