福岡県・水巻町のアパートの一室で5日夜、50代とみられる女性が死亡しているのが見つかった。当時、玄関の鍵が開いていたことなどから、警察は事件の可能性があるとみて捜査している。
「連絡が取れない」同僚から110番通報
冷たい雨が降りしきる中での現場検証。
灰色のシートの奥で鑑識活動にあたる捜査員の姿が確認できた。
事件発覚のきっかけは、5日午後4時半頃、女性の同僚から寄せられた「50代の女性と連絡が取れず安否を確認してほしい」という110番通報だった。
通報を受けた警察官が50代の女性が住むアパートに駆けつけたところ、1階の居間で倒れている女性を発見。その場で死亡が確認された。
死亡していたのは、この部屋に1人で暮らす50代の女性とみられている。遺体に目立った外傷や着衣の乱れはなく、玄関の鍵は当時かかっていなかったという。
部屋は“荒らされた形跡”…車なくなる
現場を見たという住民は、部屋には物が散乱していたと話す。
――家の中はどうなっていた？
現場を目撃した人：
やたらとガチャガチャ。炊事場の方も椅子が倒れていた。
――普段から散らかっている印象？
現場を目撃した人：
ないない！（誰かが）家の中を荒らしたと思った。
さらに、女性の車がなくなっていると話す。
現場を目撃した人：
車がない。なんで車がないのに（部屋の）電気がついているのかと。
女性は先週金曜日の6月2日までは職場に出勤していたが、3日以降、連絡が取れなくなっていた。そして週明けの5日、女性が欠勤したことを心配した同僚が警察に通報し、女性が死亡しているのが見つかった。
警察は、現場の状況などから女性が何らかの事件に巻き込まれた可能性があるとみて、死因の特定を急ぐとともに身元の確認作業を進めている。
（「イット！」6月6日放送より）
