岡山刑務所で、新型コロナの影響により2年ぶりとなる運動会が行われた。

万国旗が掲げられた岡山刑務所の運動会
万国旗が掲げられた岡山刑務所の運動会
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会場を盛り上げる万国旗。

準備体操に励むのは、罪を償い、更生への日々を送る受刑者たち。

刑務所を囲む高い塀
刑務所を囲む高い塀

5月、巨大な塀に囲まれた岡山刑務所の中で、受刑者による運動会が行われた。

受刑者の選手宣誓:
去年開催されなかった運動会の分も、全力で競技することを誓います。

新型コロナの影響で、2年ぶりとなる塀の中の運動会が始まった。

運動会の目的は、集団での社会性・協調性の向上など。

岡山刑務所は、人の命を奪った受刑者が多くを占めている。収容されるのは初犯で、刑期10年以上の者だ。

そのため、長期間の服役に伴って、深刻な問題が起きている。

高齢受刑者も参加できる競技取り入れ

どんな問題が起きているのだろうか。

岡山放送・岸下恵介アナウンサー:
結構ご高齢の人も多い?

殺人罪・無期懲役 70代受刑者:
自分の工場では若い方。

運動会には、車椅子に乗った受刑者の姿も見られた。最高齢の受刑者は、96歳。

競技に参加した最高齢でも、実に81歳だ。

職員:
高齢受刑者なども参加できるような競技を入れている。規範意識を高めて、出所につなげられたら。

受刑者たちの更生に向けた生活はこれからも続く。

(「イット!」6月1日放送より)