横浜市の東急線日吉駅で、線路から火が出ているのが確認され、東横線や目黒線は、一部区間で約2時間半にわたり運転を見合わせた。

発煙で東急電鉄3路線が運休

線路上に立ち尽くす駅職員。辺りには白い煙が立ち込めが進んでいるように見える。

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これは、横浜市日吉駅で火が出た直後の様子を乗客が撮影した現場映像だ。

午前11時過ぎに運転は再開されたが、その直後、日吉駅の同じ場所から再び発煙。
2度にわたり運転を見合わせる事態に陥った。

発煙が確認されたのは午前8時26分ごろ。
現場は、東急電鉄の東横線・目黒線・新横浜線の3路線が乗り入れる横浜市の日吉駅。

朝の通勤通学の時間帯での運転見合わせ。
日吉駅の改札前は人であふれ、タクシー乗り場には、目的地へ急ぐ人たちの長い列ができていた。

駅には、仕事の約束へ行けなくなった人や、タクシーを1時間くらい待っていると話す人がいた。

上空から捉えた映像には、火が出たとみられる場所を見つめる駅職員らの姿が映っていた。

線路切り替えポイントが焦げていた

火は 一体どこから出たのだろうか。

東急電鉄が提供した発煙箇所の画像には、線路を切り替えるポイント部分が黒く焼け焦げていることがわかる。

その後、安全が確認されたため、約2時間半後の午前11時5分に運転を再開した。

しかし、運転を再開したわずか16分後の午前11時21分。線路内の同じ場所で再び煙が出ているのが確認されたのだ。

そして、乗客が撮影した動画につながる。

動画の撮影者は、当時の状況についてこう話す。

動画の撮影者:
火花は見えなくて、白い煙がすごい勢いで一気に立ち上がっているのは見えた。


2度にわたる運転見合わせについては…。

動画の撮影者:
もうさすがに動いて、やっと(目的地に)行けるなと思っていたんで、ショックは大きかったです。ただ周りのお客さんも同じように、えーまた止まっちゃうのって感じの反応をされていた。
電車から降ろされているときも、すごく混乱している感じはありました。

発生から約6時間後の午後2時半。
全線で運転を再開したが、東横線など3路線で423本が運休し、約17万1800人に影響が出た。


(「イット!」5月31日放送より)