北海道で、クマの出没情報が相次いでいる。

13日午前1時ごろの北海道室蘭市。道路を横切る黒い姿が、車内から撮影された映像に映っていた。

室蘭市ではクマの出没が相次いでいて、12日から16日までの5日間で、7件目撃されている。

また、3日午前8時ごろ、北西部の留萌市でも目撃情報があった。

動画を撮影した人:
えっ、やばー。

木の間から顔を出したクマが、こちらをじっと見つめている。

動画を撮影した人:
このあたりにポツンと座っていた。トコトコトコってごみステーションの上の方に歩いて行って消えた。

近くでは約2時間前の午前6時頃にも、同じとみられるクマが目撃されていた。

北海道で相次ぐ、クマの出没。

4月、札幌市でも道路を横切るクマの姿が撮影されている。
活動開始が例年より早い
なぜ、2023年はクマの目撃がいつにも増して多くなっているのだろうか。

酪農学園大学 環境共生学類・佐藤喜和教授:
暖冬で雪の量も少なくて、雪解けが早かったので、(活動が)例年より少し早いスタートだった。

また、クマの数が増え、生息地が市街地に近づいていることも、目撃が多い理由の一つだという。
(「イット!」 5月16日放送より)