12日、スペイン・カナリア諸島沖に接近した漁船から約1.5tの麻薬が押収され、乗組員6人が逮捕された。

警察の監視カメラに映る怪しい漁船
警察の監視カメラに映る怪しい漁船
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警察の監視カメラが捉えた怪しい漁船。

警察の監視カメラに映る、船にしがみつく人影
警察の監視カメラに映る、船にしがみつく人影

漁船が荒波に揺れる中、しがみつく人影も確認できる。

12日、この漁船が発見されたのは、“大西洋の楽園”と呼ばれるスペイン・カナリア諸島沖。

警察の高速艇が白波を立てながら、跳ねるように漁船に接近していく。

摘発された船から、次々と白い袋が運び出された。中身は麻薬。

白い袋には番号が振られ、ずらりと並んだその数は63個。約1.5tの麻薬が押収された。

逮捕された漁船の乗組員6人は、ブラジル人やベネズエラ人だった。

カナリア諸島に船が接近して発覚

南米から麻薬を運んでいたのだ。

なぜ、密輸に気づいたのだろうか。

警察によると、南米から麻薬を輸送する際、大西洋の途中で他の船に乗り換えることが多いという。

しかし、今回は船がカナリア諸島に近づいたため発覚したという。

(「イット!」5月15日放送より)