夫が死亡したあと、子どもたちが悲しみを乗り越えるための絵本を書いた作家が、その夫殺しの容疑で逮捕された。
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容疑者のコーリ・リッチンス(33)は、2022年、父親を失った3人の息子のために子ども用の絵本を書き、2023年3月に出版した。
この記事の画像(3枚)ローカルテレビ局のインタビューでリッチンス容疑者は「子どもたちは一人ではないと思うことで安心します。お父さんは違う形で一緒にいるのだと」と語っていた。
しかし、絵本の出版からわずか2カ月、リッチンス容疑者は5月8日(月)、ユタ州の自宅で夫のエリックさんを毒殺したとして訴追された。
起訴状によると、リッチンス容疑者は2022年3月深夜に、ベッドの下で夫が倒れていて意識不明で冷たくなっていると警察に通報。リッチンス容疑者は警察に、仕事の取引成功を祝ってカクテルを夫に飲ませたとあと、子どものベッドで眠り込んでしまい、起きたら夫が倒れているのを見つけたと証言していた。
検死の結果、エリックさんの体内からは致死量の5倍にあたるフェンタニル、合成オピオイドが検出された。エリックさんは亡くなる3週間前に、バレンタインデーにデートしたあと具合が悪くなり、妻が自分を毒殺しようとしているのではないかと友人に相談していたという。
リッチンス容疑者が2022年1月にエリックさんの生命保険の受取人を全て自分に書き換えたところ、保険会社から連絡を受けたエリックさんは、リッチンス容疑者を受取人からはずして、離婚しようとしていたという。
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