震度6強の地震発生から1週間がたち、珠洲市役所では、罹災証明書の申請をする被災者が悪戦苦闘している。

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石川県珠洲市で震度6強を観測した地震から、12日で1週間がたった。

11日、石川県珠洲市。作業をするボランティアのスタッフ
11日、石川県珠洲市。作業をするボランティアのスタッフ

ボランティアの活動も本格的に始まり、復興に向け、一歩ずつ進み出している。

一方、珠洲市役所では、“罹災証明書”の申請をする被災者の姿があった。

公的支援などを受けるために必要だが、みな悪戦苦闘している。

市役所での申請には、被害にあった建物の写真を貼り付けなければならない。

職員:
写真をプリントアウトして出してほしくて。

住民:
プリントアウトは市役所でやってくれないの?

職員:
はい、お願いしてるんです。

県内で最も高齢者の割合が大きい珠洲市

珠洲市は高齢化率が50%を超える、県内で最も高齢者の割合が大きい地域だ。

撮った写真をどうすれば印刷できるのか、分からない人が多い。

男性は職員に言われた通り、近くの写真店に行った。スムーズにプリント出来たのだろうか。

男性:
できなかった。そこ休業中。違うところに行ってきました。

珠洲市は携帯電話やカメラのない人はサポートするとしているが、写真のプリントなどは手伝えないとしている。

(「イット!」 5月12日放送より)