タクシー運転手の男が、仕事中に、運転していた車を止めて、後部座席に乗り込み、泥酔している女性客に、わいせつな行為をしていた疑いで逮捕された。男は、同じような犯行を繰り返していたとみられ、その様子をスマホで撮影していたという。

準強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、東京･江戸川区のタクシー運転手･西川明伸容疑者(64）。

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警視庁牛込署の調べによると、西川容疑者は、おととし9月10日午前4時すぎ、都内の路上に止めたタクシーの車内で、泥酔して寝込んだ女性客(20代）の尻を触るなど、わいせつな行為をした疑いがもたれている。

当時、西川容疑者は仕事中で、女性が寝込んでいたことから、タクシーを止めて、後部座席に乗り込み、わいせつな行為に及んだという。また、女性の下着をめくりあげて、下半身を露出させるなどしていて、犯行の一部始終を自分のスマホで撮影していたとのこと。

別の事件の捜査の過程で、警視庁が西川容疑者のスマホの映像を調べたところ、今回の動画を発見。被害者の女性を特定し、立件に漕ぎつけた。泥酔して寝込んでいた女性は、自分が被害に遭ったことには気づいていなかったという。

牛込署は、今年に入ってから、西川容疑者に対する事件の捜査に着手。3月以降、同じような泥酔した女性客に対するわいせつ容疑で2回逮捕している。

西川容疑者は、いずれの容疑についても認めていて、調べに対して「寝ている女性が無防備に見えて、ムラムラしたのでやってしまった」などと供述。

スマホには、他にも複数の女性に対するわいせつな行為を映した動画が残されていて、西川容疑者は「他にもやった」などと話しているという。牛込署は、今後、被害を特定し、余罪を追及する方針だ。

社会部

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