4日、年間7000人の観光客が訪れる和歌山・北山川の“観光筏(いかだ)下り”が始まった。

手すりをつけた筏に乗って急流を下る、和歌山・北山川の筏下り
手すりをつけた筏に乗って急流を下る、和歌山・北山川の筏下り
この記事の画像(11枚)

“観光筏下り”は、丸太で組んだ筏の上で立ったまま手すりに掴まり、川の急な流れを下る。スリル満点だ。

4日、和歌山・北山川で、“観光筏下り”が始まった。

筏で川下りを楽しめるのは、日本でここだけ。年間7000人の観光客が訪れる、人気のアクティビティだ。激流に差し掛かり全身に水を浴びると、観光客から歓声が上がった。

一方で、記憶に新しいのが、3月に京都・亀岡市で起きた保津川下りの舟の転覆事故。

この事故で、乗客・船頭29人が川に投げ出され、船頭2人が死亡した。

この事故を受け、筏下りの運営元にも、近畿運輸局の職員がやってきた。

ライフジャケットと無線機で安全対策

安全対策は万全なのだろうか?

近畿運輸局:
落水者を想定した事故の訓練はしている?

村にとって重要な観光資源だからこそ、力を入れてきた安全対策。

これまで同様、乗客と筏師全員がライフジャケットを着用。筏には無線も設置されている。

この“観光筏下り”は、9月の終わりまで行われている。

(「イット!」5月10日放送より)