山形・酒田市の小学校の子どもたちが、授業の一環で、“菅笠”姿や“はんこたんな”に“かすり”の伝統衣装に身を包んで田植えに挑戦した。子どもたちは、はだしで腰を折り曲げながらの田植えに「大変だったと感じた」と、その苦労を実感していた。

「足が抜けない…」田植えに悪戦苦闘

これは酒田市の南平田小学校が、授業で稲作を学ぶ5年生を対象に毎年行っている名物授業で、9日は男子が“菅笠”姿、女子が“はんこたんな”に“かすり”の伝統衣装で田植えに挑戦した。

菅笠を身につけ田んぼに向かう
菅笠を身につけ田んぼに向かう
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田んぼは学校の裏にある10アールほどの広さで、子どもたちは地元の農家がつけてくれた30cm弱の「十字の印」を目印に、つや姫の苗を5本程度ずつ手植えしていった。

はだしで腰を折り曲げながらの田植えは重労働で、この苦労を知ることも授業の狙いの一つだ。子どもたちは田んぼに足を取られて悪戦苦闘しながらも丁寧に植え付けていた。

はんこたんな姿で田植えに臨む児童
はんこたんな姿で田植えに臨む児童

参加した児童A:
初めてすぎて足が抜けない…。(足元は)柔らかい

参加した児童B:
(はんこたんな姿は)暑い

参加した児童C:
昔は田植えも大変だったと感じた

鳥海山望む田植え日和に…
鳥海山望む田植え日和に…

「青空に鳥海山」という、絶好の田植え日和に作業をした子どもたち。2023年10月上旬には自分たちで稲刈りも行う予定。

(さくらんぼテレビ)

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さくらんぼテレビ
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