アメリカ・アイダホ州で、2500匹のヒツジを標高の高い場所に移動させるイベントが行われた。

ヒツジの群れが、狭い道からなだれ込んでくる。

ヒツジの群れはぐるぐると渦を描くように動き回って、道路を占拠している。

アメリカ・アイダホ州の春の風物詩、ヒツジの大移動だ。

牧羊犬に導かれながら、2500匹のヒツジが群れをなして、道路を進んでいく。

このイベントは、約100年にわたって続いている。

夏が来る前に、ヒツジの群れを標高の高い場所に移動させるのが目的だ。

ヒツジの群れが移動にかかる時間は数週間。その移動距離は約70kmだ。
草を食べることで山火事が防げる
ヒツジたちが涼しい所で夏を過ごせるほか、意外なメリットもあるという。

それは、大量のヒツジが山奥の草を食べることで、山火事が防げること。

秋になると、ヒツジの群れはまた牧場に戻ってくるということだ。
(「イット!」 5月5日放送より)
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