路上に広がる血とみられる跡。

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首から血を流し倒れている女性が発見された現場周辺で取材を進めると、女性が見つかる直前、ある異変が起きていたことが分かった。

「キャーという叫び声と階段を落ちるような音」

現場は、三重・鈴鹿市の近鉄・鼓ヶ浦駅近くにあるアパート。

その階段の下で、首から血を流して倒れている女性が見つかった。

警察によると、3日夜10時頃、近くの住人が帰宅した際にアパートの階段下で倒れている女性を発見して119番通報。

倒れていたのは、このアパートの住人とみられる。30代から50代くらいの女性。
首の左側などに、刃物で切られたような複数の傷があった。
女性は心肺停止の状態で搬送され、その後、死亡が確認された。

亡くなった女性に何らかの異変が起きたとみられる時間、現場近くに住む人が叫び声を耳にしたという。

近隣住民:
きのう午後10時過ぎくらいに叫び声がして。「キャー」というと同時に、階段を落ちるような、いつもは聞かないような音がしました。
小競り合いとは結構しょっちゅう聞くんで、それの感じかなと思ったんですけど、いつもよりは大きな音がしたんで

(Q.大きい音というのは?)
近隣住民:

(階段から)落ちる音かな

階段で、何らかの異変が起きたのだろうか。

昨夜 現場を調べる捜査員が、アパートの階段に数字が書かれたプレートを複数枚おいていた。

また、アパートでは今日も鑑識作業が進められ、捜査員が2階の部屋の中に入って調べる様子も確認できた。

女性が発見された際、近くに所持品はなく、首を切りつけたとみられる刃物なども見つかっていない。

一方、女性の体からは抵抗した際に出来る傷は見当たらず、着衣に乱れはなかったという。

警察は、女性の身元の確認を進めるとともに、殺人事件の可能性があるとみて、遺体を司法解剖するなどして調べている。

(「イット!」5月4日OA)