名古屋市中川区の市立工業高校で、朝ごはんを無償で提供する取り組み「朝ごはんプロジェクト」が始まった。

生徒たちの生活習慣を心配し…

スズキフードカンパニーの鈴木康夫社長:
223個作りました。朝3時半から準備して、さけと梅昆布と鶏からマヨとしぐれと昆布です

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朝食を食べてこない生徒が多いことを心配した教師の提案で、支援団体が食材を提供することに。学校近くでおにぎり店を営むオーナーが、ボランティアで5種類のおにぎり約220個を握った。

午前8時、購買には行列ができ「1人1つ」の制限がつくほどの大盛況となった。

教室をのぞくと、授業前におにぎりを頬張る生徒たち。

生徒A:
肉の弾力がめちゃめちゃうまい

生徒B:
朝ごはんを食べていない日にもらえるのはすごく大事だと思うので、朝ごはんの重要性を改めて感じられたと思います。今日なんて1時間目が体育なので、食べてないとほんとに大変ですよ

生徒C:
友達と一緒に朝ごはんを食べられるのが新鮮かなと思いました。気分が上がらない朝とかでも、気持ち良いスタートが切れるのがいいですね

この取り組みの目的は、生徒たちの生活習慣を改善し、学習意欲を高めることなどにあります。

教師:
朝ごはんを抜いてきちゃう子とか、適当なもので済ませちゃう子を見てきたので、朝しっかり食べて1日のスタートを切ってほしいなと思って始めました

24日は用意していたおにぎりが、わずか20分ほどで全てなくなったという「朝ごはんプロジェクト」。高校では今後も月に1〜2回は続けていくという。

(東海テレビ)

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