静岡県警が、特殊詐欺に加担していた若者のインタビュー動画を公開した。

詐欺に加担した若者:
母親が面会に来てくれるたびに涙が出て、後悔して、やらなきゃよかったと思った。

1月、少年院でインタビューを受けたのは15歳〜19歳までの若者5人だ。

この若者5人は、息子などを装って金を騙し取る特殊詐欺に加わり、摘発された。

詐欺グループの一員となったきっかけは何だったのか。

詐欺グループに加わった若者:
地元の先輩に誘われた。6割は断れなかったのと、4割はお金欲しさでやってしまった。

詐欺グループに加わった若者:
友人から「日雇いバイトがある」と言われ、日雇いバイトを探していたので、ちょうどいいと思い、「受けるよ」とOKした。
逃げようとすると脅された
犯罪への入り口は、身近なところに潜んでいた。

関わるきっかけが気軽な一方で、抜け出すのは難しいという。

詐欺グループに加わった若者:
1回やめたくて逃げたが、そこで「逃げられねえよ」と脅された。

詐欺グループに加わった若者:
最初に「警察や家族に言う」と脅しがあったので、怖くて逃げられなかった。

静岡県警は動画の公開を通して、事件防止につなげたいとしている。
(「イット!」 4月25日放送より)