ここ数年間続く食品の値上げ…。家計が悲鳴を上げるなか、実践したいお得な新習慣を紹介する。

「冷凍貯金」でヘルシーにおいしく!

食材の冷凍一筋20年!多数の書籍を出版する冷凍王子こと西川剛史さんは、食品値上げが続くいま、「冷凍貯金」を提案している。

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冷凍王子こと西川剛史さん:
例えば1週間に1回、まとめて下ごしらえして冷凍しておけば、普段の食事の調理が楽になり、時間が減らせる事ができ、時間をためられる

日々の買い物で増えていき、食べないうちに賞味期限が切れてしまうもったいない食材…。

しかし、上手に冷凍すると鶏肉や豚肉の場合、1年間で約5万円も節約できるという試算もある。

冷凍王子こと西川剛史さん:
キャベツやハクサイなど大きな野菜は、まるごと1個買った方がお買い得ですし、鮮度もいいのでその状態で買い、冷凍するのがおすすめ

「冷凍貯金」まずは基本の冷凍方法

大型野菜のキャベツの冷凍保存をしてみる。

まずはキャベツを4cmほどにカット。

これを冷凍用保存袋に入れて、できるだけ平らにする。

そして、食べやすい大きさにカットして凍らせたキャベツやハクサイは、凍ったまま炒めたりシチューやスープにそのまま入れて火を加えることができる。

食材がパサパサに乾燥するのを防ぐには、冷凍庫に入れる前に保存袋から空気をしっかり抜く事が大切。

こうして冷凍した野菜や肉などは2週間から3週間は保存が可能だ。

まずは、これからお買い得になりそうな食材を札幌市東区のスーパーで聞いてみた。

マルコストアー青果部バイヤー・佐々木康介 さん:
今が旬の北海道産のグリーンアスパラ。これから大型連休前にかけ、現在の北海道南部から北海道中央部の産地からの仕入れが始まる

そして、現在は九州産が出回っているというトマト。これから北海道産品が増えてくるという。

マルコストアー青果部バイヤー・佐々木康介 さん:
そうなると九州産の物がガクンと値段が落ちて、お買い求めしやすいお値段になってくる

狙い目はアスパラガスにトマト…旬の"ニラ"も冷凍貯金にオススメ

これからの狙い目はアスパラガスにトマト。そして旬のニラもおすすめ。もちろん「冷凍貯金」にも使える。

ニラは5センチから6センチほどにカットして、保存袋の空気をしっかり抜いて冷凍庫へ。凍ったままスープや鍋物に入れて調理ができる。

トマトはヘタを取り、ラップで茶巾包みにして保存袋で冷凍。凍らせたトマトは、水をかけると皮がするりと剥けてとても便利。

凍らせたトマトはすりおろすと爽やかなシャーベットにもなる。

アスパラガスの冷凍保存は、まずは「はかま」を切り落として適度な大きさにカット。

軽くゆでて火を通し粗熱を取った後、キッチンペーパーで水分をふき取る。

冷凍する事で風味と栄養が増す"キノコ類"

今回は、アスパラガスと凍らせたキノコミックスで炒め物を作ってみた。

どちらも凍らせたままで調理ができて時短になる他、キノコ類は冷凍する事で風味と栄養が増すようだ。

「冷凍貯金」すると、おいしさもヘルシーさも貯めることができる。

卵も冷凍保存が可能!

ラップに柔らかく包んでから保存袋で丸一日凍らせる。凍ると殻にヒビが入るが…大丈夫。

食べる時はラップをはがして流水にさらすと、殻を簡単にはがす事ができる。

北海道文化放送
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